Yasuto
Nakahara
________Chef

浪花シェフしぐれ

早いもので今年ももう10日ほどになりました。先日、そろそろ年賀状の準備をしようと、ふと来年の干支を見ると何と「辰」ではありませんか。実は僕も辰年で来年は年男 24歳、いやいや48歳です。ちょっとまてよ、あと干支一回りで還暦。そう考えると複雑な心境です。

普通の人なら子育ても一段落し、仕事もある程度の地位を確立し家のローンも終わり、老後どうやって過ごそうかと思っている頃。しかしMの月のシェフにいたってはこの年で貯金「0」借金少々。三女あおいちゃんは還暦がきてもまだ18歳、これからお金がかかるころ。

自営業なので年金はすずめの涙。マダムはレストラン業にそろそろ嫌気がさし、何やら最近自分でこそこそはじめている模様。どうもシェフの老後はかなり暗い模様です。そこで今回は約半世紀にわたる波瀾万丈の人生を少々振り返ってみようと思います。

今にして思えば恥多き不毛な人生でした。最近は頭の毛まで不毛です。何も生み出さず奪うだけの人生。何一つ親孝行せず父は他界し、マダムにもスイートテンダイヤモンドも買ってやれず苦労かけっぱなしで白髪が増える一方、体も増える一方です。ちょっと待てよ、普通体重は減るだろうが、まっ細かいことはいいです。

楽しみといえば、プッチンプリンを週一回食べるだけ。一ヶ月に一回はビッグプッチンプリンにしてます。まぁひとつよかったことといえば日本の少子化問題に多少貢献できたこと。これもマダムによるところが多いですが...

幼少時代にさかのぼると、ちっちゃな頃から悪ガキで15で不良と呼ばれてました。あれ、このフレーズどっかで聞いたような?

小学時代は下校時ピンポンダッシュに明け暮れ、中学時代はゆすりたかり、くすりにまで手を出す始末。昔から貧乏ゆすりが激しく生活環境も今みたいによくなかったので、よく食べ物にはハエがたかってました。そして今もそうですがプレッシャーに弱く、すぐお腹をこわし正露丸を常備してました。

高校時代にはカツあげに明け暮れる日々。あげくの果てには警察のご厄介になるまでに。バイト先で毎日トンカツを揚げまくってました、気持ち悪くなるくらいに。そして昔から方向音痴でよく迷子に、交番によく道を聞きに行きました。

こんなどうしようもない私ですが、今までどうにかこうにか店が潰れずにやってこれたのはひとえにマダムのお陰だと思ってます。「みのりづきマダムはシェフなしでも存在しえますが、みのりづきシェフはマダムなしでは存在しえないのです」

それでは最後に、この12年間の感謝の意を込めてマダムに「浪花シェフしぐれ」を贈ります。

<シェフ歌>
料理のためなら マダムも泣かす〜
それがどうした 文句があるか〜

<シェフ語り>
ワイは日本一のイケメン料理人や
なんやそのしけたツラは
フォワグラや、フォワグラ買うてこんかい〜

<マダム歌>
そばにわたしが ついてなければ
何もできない このひとやから〜

<マダム語り>
好き合って一緒になった二人やないの
あんたフォワグラ買っておいで
キャビアもトリュフも買っておいで
あんたを日本一のイケメンカリスマシェフに
するためにやったら うちは
どんな苦労でも耐えてみせます〜

それではみなさん、よいお年を!

プレゼント交換はディナーのあとで

みなさん、はじめまして。ベストセラー作家 東川シェフ哉 です。今回またまた調子に乗りまして、第2弾「プレゼント交換はディナーのあとで」を発売しますのでよろしくお願いします。

この物語の内容は、倉敷市某所「Mの月」で繰り広げられる人間模様を描いたドタバタ劇でして、毒舌ネガティブイケメンシェフとご気楽脳天気お嬢様マダムの日々繰り返される仁義なき戦いがメインです。それでは予告編から...

ある年のX'masディナーで例によって「いちゃいちゃカップル」がMの月にやってきます。最初は順調にコースが流れていきますが、なにせいちゃいちゃカップルなので食事中もずっと手をつないだままだし「ア〜ン」とか互いに食べさせ合いっこして、そのテーブルだけ外は寒いのに燃え上がっていました。

そして、いよいよコースも終盤になり一番盛り上がるスフレ料理。テーブルに持っていった時のあの盛り上がったスフレの感動と驚きで客席は歓喜の渦になるはずでした。しかし、スフレを出そうとしたその時、いきなりそのテーブルでこともあろうかプレゼント交換が始まったのです。

料理を食べるのもそっちのけでお互いプレゼントを出し合い、袋から出しているではないですか。その時厨房ではスフレがちょうどいいタイミングで焼き上がり、出る時を今か今かと待っています。しかし、プレゼント交換でこのカップルは盛り上がり、前の料理のお皿が下げられない。どうするこの状態...

もうだめだ!このまま途中だがスフレを出そうとしたその瞬間、神の助けか、このいちゃいちゃカップルはプレゼントをしまい始めました。助かったと思ったのも束の間、今度は手紙の交換が... もう限界です。スフレがオーブンの中でしぼみ始めています。マダム、ヘルプ...

やはり困った時はマダムに頼むのが一番。そして、その修羅場のような状態でもマダムは冷静にこのカップルのところに行き、事態を収拾し、なんとかスフレがめでたくしぼみ切る前に出せたのである。

そこでみなさんに、Mの月のシェフからのお願いです。スフレのような料理やデザートが出てきそうな雰囲気の時はトイレに行ったり、プレゼント交換をはじめたりしないようテーブルで待っていてください。プレゼント交換は食事のあとにしてください。お願いします。

それでは最後にシェフからひと言。「失礼ながら、これぐらいのこともおわかりにならないとは、マダム様はアホでございますか。少々レベルが低すぎておいででございます。」それではよいクリスマスを!

X'mas Dinner
http://www.minorizuki.com/dinner/?ms=2
X'mas Dinner <12月22日〜24日>

X'mas Dinner <12月22日〜24日>

12月23・24・25日はクリスマス特別ランチのみになりますが、ぜひお越しください♪

ミッチョン・インポッシブル〜究極のローストチキンをつくれ

おはよう、シェフ君。
今回の指令だがまたまた倉敷市某所レストラン「Mの月」で不穏な動きがあるという情報を入手した。何やら性懲りもなくクリスマスに向けてローストチキンを今年は販売するらしい。

先日「Mの月」で「メイキングローストチキン」というものが撮影されていたらしい。私的にはやはりX'masは「Kターキー」だが、どうもMの月の「プレミアムローストチキン with シェフ・グレート2011」が気になって仕事が手につかない。

そこで君にはこのMの月のローストチキンがいかなるものなのか、侵入捜査してほしい。今回は非常に危険な任務のため特別に3人のエージェントを派遣した。このエージェント「PM5」(ピー・エム・ファイブ)と協力して見事プレミアムローストチキンを白日の下にさらしてほしい。

君もX'masに向けいろいろ忙しいと思うがよろしく頼む。いつものように君がこの任務に失敗してマダムからビールのおとものぬれせんべい禁止令が発令されても当局は一切関知しない。それでは成功を祈る。この文章は10秒後に消滅する...

みなさん、はじめまして。ローストチキン研究家のクーネル・ヨンダースです。以前から料理教室などでローストチキンはやってきましたが、やはりみなさんからの質問で多いのは鶏一羽手に入らない、鶏一羽見るのが恐い、焼き加減がわからない、焼いた後さばき方がわからない、めんどくさい、キモイ等いろいろありますが、私が思うに多分みなさん焼きすぎだと思います。

鶏は完全に火を通さなければなりませんので慣れないとどうしても焼きすぎます。まして固まりですから確認しようがない。そこで私からの提案ですが、どうしてももも肉まで完全に火を通そうと思うと、胸肉の方が火が通りすぎてパサパサになってしまいます。ですから、胸肉が焼けた時点でオーブンから取り出し、まだもも肉が半生でしたら胸肉を食べている間もも肉だけオーブンに入れ火を通すのです。もも肉は骨が入っているので少々焼きすぎてもパサパサになりにくいのです。

あともう一つ、これが結構大事マンブラザーズで、焼き上がったあと最低20分ほど寝かせる。(寝かせると言っても枕と布団はいりません、これは業界用語で休ませるという意味です)寝かせることによって中の肉汁が安定し、このあと切った時、中からの肉汁の流出を防いでくれ、ジューシーにできるわけです。あと、寝かせる間余熱でじんわりと火が通ってくるので少し早めにオーブンから出すといいでしょう。

要するに胸肉中心に考え、もも肉はあとからもう一回焼くという心構えでやるとうまくいくと思います。細かいことはいろいろありますが、百聞は一見にしかずでこのたび「メイキングローストチキン with シェフ・グレート・キュイジ二エ」を作りましたのでそれを見て楽しいX'masを過ごしてください。「KターキーもいいけどMの月のプレミアムローストチキンもね!」

ローストチキン注文受付スタート >> 受付終了
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プレミアム・ローストチキン

プレミアム・ローストチキン

<1セット 7,200yen>
4人分 約1.5kg
きのこのバターライス入り

付け合わせ...
プティ・ポワ フランセーズ
じゃがいものロースト ローズマリー風味

ローストチキンを焼いた後の肉汁で作ったマスタードソース付き

★12月23・24日受け渡し★

シェフをキャンプに連れてって

自然学者でキャンプ評論家に C.W.シェフル です。
今日はキャンプの心得について講義しましょう。キャンプというものはそもそも自然を楽しむもの。晴れの日もあれば雨の日もある。暑い時もあれば寒いときもある。

突然、熊に襲われることも。スズメバチの大群に襲われたり、ヘビに噛まれたり、台風でテントが飛んだりとそれはそれで仕方ない。そういうことをひっくるめての上でのキャンプなのである。

どこかのシェフのように雨だから中止しようとか虫がいやだとか暑いとか寒いとか。自分の枕じゃないと寝れないとか言っているようでは話にならない。

人間というものは自然の中に放り出されると本性が見えてくる。原始的な環境に置かれることでまとっている理性とか剥がれてくるのだ。だからその人の本性が見たければキャンプに連れて行けばすぐわかる。それもあまり設備が整っていないキャンプ場がいい。

これから結婚を考えている人たちにはキャンプとか登山に行くことをオススメする。つまりオシャレなカフェやレストランで愛を語っていてもその人の本性は表れない。

携帯電話の電波が届かないところで火がおこせて、ごはんが炊けて熊に襲われても一人で逃げずにちゃんと熊と戦って助けてくれる。そんな人だったら結婚すべきだ。だいたい今時のキャンプ場は設備が整いすぎている。

それではお待たせしました。本編第一日目...

<前回までのあらすじ>
9月の連休を利用して2泊3日で中原家とその愉快な仲間たちは四国へキャンプに行くことに。しかし、台風接近もあって3日とも大雨の予想。中止したいシェフの心中とは裏腹に車は四国に突入。果たして中原家一行は生きて本州の地を踏むことができるのか?

実はみなさんに報告しなければならないことがあります。僕は常々自分のことを雨男だと思っていましたが、この日をもちまして晴れ男に改名しようと思います。体質がどうやら変わったみたいです。

そう、キャンプ場に入るなり今まで滝のように降っていた雨が止み、少し晴れ間も。これはもう奇跡としか言いようがありません。他の2家族もすでに到着し準備中。

しかしここで大きな問題が一つ。テントを張った記憶ははるか昔、小学生の頃。しかも昔と違って最近のはえらいコンパクト。恐る恐る開けて組み立て始めると何やらジャッキー・チェンが使う三節棍のような支柱が。

しばらくこの支柱と戯れていると、見かねた隣でテントを張っていたお父さんが「シェフ、これはですねぇ」と親切丁寧にテントの張り方を教えてくれたのです。

実はこの人、中学の英語教師らしいのですが見た目は売れないロック歌手風。一癖ありそうな人だなぁと思ってたら実にいい人。やっぱり人は見かけじゃないんだ。仕事でオーストラリアに何年かいたらしくネイティブな英語を使いこなし、ちなみに僕はネガティブ... 間違えないように。

彼の飯ごうで炊くごはんは最高。川辺でひとりハーモニカを吹く姿はかっこ良すぎる。まさに詩人。そこで僕は彼をこう呼ぶことにした。「ネイティブ・ポエスト」または「孤独なハーモニカ野郎」以下<N.P>

たいていのレディースなら惚れること間違いなし。ま、そんなこんなで無事テントも張れ、テントさえできればこっちのもの。早速<N.P>さんがどこからかよく冷えたビール、それも夢にまで見たプレミアムモルツを持ってきてくれ、カンパイ!ほんといい人だ。久々に本当のビールを飲むとしびれる。

子どもたちは野山を走り回り、川で何やら捕まえ、男の子たちからシェフ、バッタとって〜、カマキリとって、トカゲとってとかほんと男の子って昆虫やらハ虫類好きですねぇ。うちは女の子でよかったと思いながらそーっとその場を離れ、夕食の準備をしている方へ。

何やら女性たちがパンのようなものを作っているではないか。やっと僕の実力を発揮できるときがきた。水を得た魚のように近づいていくとどうもチャパティを作っているらしい。インドでカレーをつけて食べるアレである。

伸ばすはいいのだが、どうやって焼くのかなぁと思っていると、ダッチオーブンの蓋をひっくり返してその平らな面で焼くのである。ダッチオーブンは本当に優れものでいっぺんに僕も欲しくなった。高校の英語の授業の時、あるクラスメートが先生から「友達の奥さん」を英語で訳すとと聞かれ迷わず「ダッチ・ワイフ」と叫んだのを思い出す。

最近ブログに下ネタが多いと苦情が殺到してますが気にせずいきましょう。そのダッチではなくて鉄でできた厚手の鍋である。そっちのダッチは南極に持って行ってください。

かなり長くなってきたのでダッチオーブンの素晴らしさは次回するとしてチャパティを焼いてバーベキューをして肉とか野菜をチャパティで挟んでみんなで食べました。

空には無数の星が... やっぱりキャンプに来てよかったとつくづく思った一日目でした。(つづく)

走る哲学者〜Running Philosophy

それはいつ、誰が呼び始めたのか定かではないが、いつの頃からかその者の走る勇姿を称え語り継がれるようになったのである。

どうも走る哲学者<Running Philosophy>こと無森シェフ子で〜す。みなさん、またまたやっちゃいました。10月16日蒜山マラソン、完走。好天にも恵まれ空気もいいし、のどかでいっぺんに蒜山が気に入りました。もし宝くじで3億円当たったら、迷わず蒜山に別荘を買いま〜す。そこでのんびり夏場だけ高級フレンチレストランでもします。

しかし折り返し地点の心臓破りの坂はきつかったです。走り終わった後いただいた蒜山おこわもおいしかったし、蒜山大根は早速帰っておでんにしました。

そこで今日はなぜ私が走る哲学者<Running Philosophy>と呼ばれるようになったのか、お話ししましょう。実はスタート地点に立つと私はいつも後悔します。なぜマラソンに出ると言ってしまったのか。お金まで出して、しかも今回は泊まりがけで。

話は変わりますが、前日ホテルで長女と卓球をやり過ぎました少々寝不足です。ちょっと白熱し過ぎまして。それとホテルでの朝食バイキングで食べ過ぎました。控えようと思っていたのですが、貧乏人の性とも言うべきでしょうか、ついついアレもコレもととってしまいお腹いっぱいに。関係者のみなさん、宿泊先に卓球台とバイキングはやめてください。

話はそれましたが、そんなわけでいつもスタート地点から苦悩の連続でテンションが下がりっぱなしなのです。しかし無情にも号砲が鳴り、スタート!

スロースターターなので3kmまでが無茶苦茶しんどい。3kmまでで10回ぐらい棄権しようかと思う。それでも沿道で応援してくれている見ず知らずの人や家族の応援を見るとやはりがんばらねばと。常日頃から子どもたちに「続けることの大切さ」を懇々と説いている私が子どもたちの目の前であっさり棄権しようものなら父親としての威厳が丸潰れ。

しかし、ろくに練習もしていないし5kmぐらいで限界がやってきて、もう歩こうと思った矢先有り難いことに給水所が。普通のランナーなら走りながら水を受取り走り去るが、私の場合はちょっと長居を。水やらスポーツ飲料やらをゆっくりと堪能してからスタート。本当に地獄に仏とはこのこと。

そんなこんなで気を取り直して走り出しましたが、今回困ったことにアップダウンが激しい。覚悟はしてましたが折り返し地点の坂は最悪。急だし長いしここでもよっぽど歩こうかと思いましたが、いやいや一回歩いてしまうともう二度と走れないと思いなんとか歯を食いしばってがんばりました。

こんなとき何を考えて走ったらいいかというと、私の経験上人生の中で最もつらかったことを思い出しながら走ればいいと思います。それに比べればこんな坂などとるに足らないと。

私の場合は月一回ある地獄のパン販売を思い出しながら、そうすると思わずスキップしたくなりました。人間不思議なもので半分終わると気が楽になりなぜか足取りも軽く、そしてまた給水所で長居してちょっとかわいい女の子と世間話でもしながらいよいよ残り1km。

毎回思うのですが残り1kmを切ってから100mが長いこと長いこと。わかりやすく言えば、夢の中で雲の上を走っているような感じ。走っても走っても残り何mの表示が表れてこない。

そこで考えたのですが残り1kmを切ったところから100mおきにチアリーダーたちが応援してくれるというのはどうでしょう?「フレーフレーシェーフ」とか「ファイト・ゴー、シェフ〜」とか。あ、思い出しましたが給水所でできましたらあんこものを一つ置いていただけないでしょうか。「おはぎ」とか「大福」は喉に詰まりやすいので「金つば」とか「大手まんじゅう」とか。あと渋いお茶もあれば助かります。

そうこうしているとゴールが見えてきて、ここまでくればもう大丈夫。このゴールした時の爽快感は味わった人じゃないとわからないと思います。

そしてまた申し込み、苦悩の日々が...
みんなマラソン中、何を考えて走っているんでしょうか?わかっていただけたでしょうか?

そしていつからか誰が言い出したか定かではないですが、Mの月シェフの走る苦悩の表情を見て後光が射しているとか生き仏だとか、沿道のお年寄りから拝まれるまでに。走る哲学者<Running Philosophy>は誕生したのです。

最後に、私の最終的目標は、私の師匠の走り、彼こそ走りの美学を追求する男。彼の走る姿はまさにギリシャ神話の神々を彷彿させます。彼のお話はまた機会があればすることにしましょう。それではみなさん、「吉備路マラソン」で会いましょう。(完)

シェフトーク II <貧乏子だくさんシェフ芸人>

どうも風呂上がりアイス食べ隊のシェフさっ子で〜す。最近はアイスモナカ(つぶあん入り)にはまってまーす。前回シェフトークが大反響でまたまた調子にのってパートIIを開催する運びになりました。

それではみなさんは何の集まりですか〜?
僕たちは「貧乏子だくさんシェフ芸人」で〜す。

はじめましてリーダーの倉敷の種馬こと「玉袋絶倫太郎」です。実は五人まで子どもをつくろうと思ってましたが、周囲の大反対にあい三人で打ち止めしました。今日は人類の永遠のテーマ「貧乏子だくさん」についてお話しましょう。

まず貧乏だから子だくさんなのか、子だくさんだから貧乏なのか、この問題から始めましょう。僕の経験上言わせてもらえば前者の方だと思います。つまり、貧乏だとやることがない、娯楽がない、暇だ。

人間、睡眠と食欲がある程度満たされればやることはひとつ。僕が思うに現代社会において生活に娯楽が多過ぎる、夜が明る過ぎる。もっと人間早く寝るべきです。

ニューヨーク大停電の翌年、全米で出生率が大幅に上がったのはみなさんもご存知の通り。もし野田総理が僕を少子化担当大臣に任命していただければ日本の少子化問題に終止符を打てると確信しています。しかし、一つ重大な問題が...

つくるのはいいのですが、やはり育てるには経済力がいります。そこでマダムとペアで大臣ということに。子づくり大臣は僕担当で、養育担当はマダムに。世にあまたいる自分の小遣いを削ってまで子育てに奮闘している諸君。あなたたちの心の叫びを僕が代弁しましょう!

「三人以上育て上げたら一生税金を免除してください」「五人以上育て上げたら一生遊んで暮らせる保証をお願いします」「七人以上育て上げたら国民栄誉賞を」

夜中にどこかのシェフが書いているくだらないブログなど見ていないで早く寝ましょう。

ネガティブ戦隊 ゲンカイジャー

<ゲンカイレッド>
ひと癖もふた癖もあるゲンカイ戦隊のメンバーをまとめあげるリーダー。表の顔はレストラン「Mの月」のシェフ。日々マダムに馬車馬のようにこき使われており、そのネガティブさは筋金入り。月一回うつ状態になり「もう限界じゃ〜」を連発。特に夏に弱い。

<ゲンカイブルー>
某カフェ店長。表向きはポジティブに見えるが実はレッドに勝るとも劣らぬ強者。最近やる気を出して、いろいろ活動的にしているがどれも長続きしない。マラソンを始めたらしいが、とりあえず靴を買って形から入るタイプらしい。

<ゲンカイピンク>
何を隠そう、ゲンカイレッドの次女。小学一年生。父の遺伝子を一番色濃く受け継いでいるらしくゼロか100かの性格。まだ小学校は楽しいらしく順調だが、いつ不登校になるかレッドはいつも心配している。給食で嫌いなものが出るとお腹が痛くなるらしい。

<ゲンカイグリーン>
詳細は不明だが、噂によるとクリエイティブディレクター。センスは抜群だが思考はいつも後向き。プランをマダムにダメだしされ傷ついている。バリケード、いやデリケートな性格らしい。常に美学を追究する男で、一応レッドのマラソンの師匠でもある。彼のいれてくれるコーヒーは最高。

<ゲンカイブラック>
すべてのゲンカイジャーの師匠ともいうべき人。スターウォーズでいえば「ヨーダ」。実はリーダーレッドの母上、通称 文(ふみ)ちゃん。この子にしてこの親ともいうべきか、そのネガティブさとせこさは他の追随を許さない。

最近は嫁のお気楽脳天気さに限界がきて近所中に嫁の悪口を言いふらすのが日課に。昨年連れ合いを亡くし少し落ち込んでいたが、一周忌も終わり近所の独り身の人たちと人生を謳歌している。彼女の座右の銘は「女の春は亭主がいなくなってからよ」とか。

しかし、唯一楽しみにしていた「渡る世間は鬼ばかり」が終了し少し元気がない。来年喜寿で喜寿の祝に北海道に連れて行けとうるさい。毎日孫たちに「ばあちゃんはもう限界じゃ〜」と言っているが、本心は百歳まで生きる気満々!

... 以上、集いし勇敢なるネガティブ戦隊五人衆は悪の権化、お気楽脳天気集団「マダム・ユカゲルゲ」をこの世から撲滅させるべく日々奮闘しているのである。

ミッチョン・インポッシブル〜ROAD TO HIRUZEN

おはよう、シェフ君。
今回の指令だが、巷の噂ではMの月のシェフが性懲りもなく10月16日に行われる蒜山マラソンに出場するらしい。吉備路マラソンを完走してちょっと調子に乗っていると思われる。しかし、暑さのせいにして全然練習していないという報告も受けている。そこで果たしてMの月シェフが来たる蒜山マラソンにおいて、見事恥をさらすことなく完走できるか調査してほしい。

君も秋刀魚のパスタ作りに忙しいと思うがよろしく頼む。いつものように君がこのミッションに失敗してマダムから風呂上がりのもなかアイス(粒あん入り)禁止令が出ても当局は一切関知しない。それでは成功を祈る。この文章は10秒後に消去される...

自称「走る哲学者」無森シェフ子です。
蒜山... そう、西の軽井沢、ジャージー牛、蒜山大根、ひるぜん焼きそば... 蒜山がオレを待ってるぜ!

今回は僕に加えて娘たち(長女と次女、小6と小1)もエントリー。無断で申し込みました。ちなみに小学生は3km。長女は大丈夫と思いますが、問題なのは次女。何しろネガティブさは僕を上回るほどでして、この間もちょっと練習したのですが500mぐらいでついてこれず泣き出す始末。しかも蒜山はアップダウンがあるのでこの対策も考えねばなりません。

しかし冷静になって考えるとなぜ僕がお金を払ってまで走らなければならないのでしょうか?まぁ、日常デスクワークしている人やあんまり体を動かさないでいい仕事の人は健康のためとかダイエットのためとか走ればいいと思うのですが、僕のように日々飲まず食わずで身を片栗粉にして働き一日18時間立ちっぱなし動きっぱなしで汗水たらして寝る間も惜しんで馬車馬のように働いている人がめったにない休みの日に何十キロも走るというのはどんなもんなんでしょうか?きっと体によくないと思います。

そんな寿命を削ってまで走る理由がどこにあるのか?そう、そこにゴールがあるからです。そこで今回僕は考えました。僕のように過酷な労働をしている人々が楽しめるマラソン大会を...

名付けて「パン作りトライアスロン」

まずスタートと同時に食パン10kg手ごねで生地を作る。これは結構重労働ですよ。ここで半分ぐらい脱落します。生地ができたら10km走り、10km地点で(多分丁度発酵している時間になるはず)分割、成型します。

そしてホイロ(発酵器)に入れ、さらに15km走ります。そしたら丁度焼ける時間になるので25km地点でオーブンに入れ、さらに10km走る。35km地点で焼き上がり1斤その場で食べる。(何も飲まずにひたすらパンのみ食べる)完食したら残り約8kmを走りゴール。

もちろんパンの出来栄えも採点され走った時間と平均する。そして残った食パン(多分40斤ぐらいある)をすべて売りまくり完売できたら帰ってもいい。完売できなければ自分で買わなければならない。

どうですか、楽しそうでしょ。考えるだけでワクワクしてきます。いろいろバージョンが考えれそうですねぇ。それでは、蒜山で会いましょう!

レストランのしまい支度

はじめまして、曽野シェフ子です。ベストセラー「人生のしまい支度」の第2弾「レストランのしまい支度」を今回調子に乗って発表しました。これは経営者、特に飲食業界のオーナーさんにはバイブル的存在になると確信しています。いま商売をやめようかと迷っているあなた、必見です。

実は最近すごい店を見つけたので今回紹介します。その店は丁度半年ぐらい前にオープンした定食屋風のお店で通勤途中にあるので気にかけていました。最初は4、5品ぐらいの「〜定食」みたいのが窓の外にはってあって機会があれば入ってみようと思っていました。

2、3日後通ると定食が2〜3品増えていてがんばっているなぁと思いました。また、数日後通ると今度は単品が増えていてどんどん品数が増える一方。多分一人か二人ぐらいでやっていると思うので大丈夫かと心配してきました。

そして通るたびに品数がどんどん増えていき「モーニングはじめました」まで出る始末。これはすごすぎると思いながらも「手打ちそば」「盛岡冷麺」「石焼きビビンバ」...ともうとどまるところを知らない状態。料理のジャンルを越えて何と引出しの多いことか。ある意味入るのが恐いくらいでした。

そしてこの間、久しぶりに前を通ると何とすべてはり紙が剥がされ「アウトレット」と書かれたはり紙に。なぜか店にはすごい人だかりが。思わず車を降りてよく見ると、この店は閉店していらなくなった調理器具やら道具をたたき売っていました。

みなさん、わかっていただけたでしょうか?
まさにこれこそが理想的な店の最終形ではないでしょうか。今までの常識ならたいてい夜逃げでジ・エンドだが、ここのオーナーは最後まできれいに片付けて店を閉めたのです。まさにエコです。

オープンして店じまいまで約半年間、実に内容の濃い半年だったと思います。唯一反省点は自分の持っている引出しのものを一気に出してしまったこと。少しずつ小出しすればよかったのですが多分A型なのでしょう。熱しやすく冷めやすいのが欠点です。多分周りに注意してくれる冷静な人がいなかったのでしょう。うちのマダムのように...

最後に商売は「細く長く、泣かず飛ばず」が原則です。

シェフ中原のホニャララな話

実は、僕は最近不眠症なのです。あることを考え始めると眠れなくなるのです。それは「サンマ」のことです。

「秋刀魚」と書いてサンマ。秋の味覚の王様、庶民の味。塩焼きにしてかぼすかゆずをキュッと絞って、これと炊きたての新米があればもう何もいらない。

心配事というのは毎年毎年サンマをこんなに獲って果たしてこれから先もサンマが食べ続けられるのだろうかということです。つまり、サンマがいなくなるのではないかと。そう、昔は瀬戸内海で獲れすぎて困っていたイワシが、今や高級魚になってしまったように...

そんなことをマダムに切実な顔をして話すと「サンマがいなくなったら他のものを食べればいいじゃん」とまったく脳天気と言おうか物事を深く考えないと言おうか長生きするぜ、うちの奥さんは。

そこでサンマが絶滅しないようにせめて僕が生きているうちは食べ続けられるように作戦を考えてみた。名付けて「プロジェクトM、太平洋のサンマを救え!」

まず1つ目は... オリンピックのように4年に1度だけサンマが獲れることにする。4年に1回しか食べれないが永久的に食べれないよりはまし。みなさんもぜひ協力してください。

2つ目は... うなぎのように「土用の丑の日」みたいなのをつくってその日だけ食べれるような習慣にする。

3つ目は... 塩焼き以外の食べ方を禁止する。Mの月のシェフのようにパスタにするなどもってのほか。もし見つけたら百たたきの上、市中ひき回しの刑にする。

以上のことを野田総理にお願いし、サンマ保護大臣を早急につくっていただくよう切に願うものである。

最後にひと言。
「どじょうはいいからサンマが大事だ」

必殺仕分人第6話〜シェフ太郎侍登場

雨が降ったら傘を差す、女が恋すりゃ紅をさす。とかくこの世は右を向いても左を向いても理不尽な世の中じゃございませんか。盗みに殺しに詐欺の山、金カネかねの世の中に泣くのは弱い者ばかり。さぁ涙を拭いておいでなせぇ。この世の無駄と不正を正す必殺仕分人 シェフ侍 が成敗してしんぜましょう。

草木も眠る丑三つ時、ここは倉敷某所レストラン亭Mの月にて何やら怪しげな密会が行われていた...

> 越後屋やすべえ(以下 やすべえ)
お代官様のおかげで今月はさんまのパスタがバカ売れでしてもう笑いが止まりません。

> 南町奉行遠山ゆかこの嬢(以下 代官)
何しろ今年はさんまが大漁でな。ま、わしに任せておけば安くおぬしの所にまわしてやるわ。その代わりいつものアレを頼むぞ。

> やすべえ
もちろんでございます。今回もいい品が届いております。さ、挨拶代わりにどうぞ。

そこには菓子折りいっぱい入ったおはぎの山が... そうこの悪代官、無類の甘いもの好きでその中でもあんこには目がないのである。

> 代官
ふっふっふ、越後屋おぬしも「ワム」よのぉ〜

> やすべえ
ラ〜ストクリスマス♪
お代官様、ご冗談を!

> 代官
わかっておる、おぬしも「ラム」よのぉ〜

> やすべえ
ダーリン、だっちゃ!
お代官様、悪ふざけが過ぎますぞ!!

> 代官
そうか悪かった、それではおぬしもワルよのぉ〜

わっはっは、ワッハッハ...

その時、外から一条の手裏剣が!!!
「何奴、名を名乗れ!」
「文(ふみ)ちゃんから生まれたシェフ太郎」
(文ちゃんはシェフの母上で正式に文子という)

ここでシェフ太郎侍について説明しておこう。シェフ太郎侍、普段はMの月の冴えないオーナーシェフ、マダムに日々こき使われ仕事と育児に追われるが、裏の顔は世にはびこる悪を成敗する必殺仕分人の一人である。

「おぬしらの悪事の数々、ゆるさん!」
ひと〜つ、暇なランチが大好き〜
ふた〜つ、二組以上入ると不機嫌になる〜
みっつ、醜いハゲがある
よっつ、夜中にトイレが近い
いつつ〜、いつも家計は火の車

かくして越後屋やすべえと悪代官の悪事はシェフ太郎侍によって正されたのである。

やっぱりさんまは塩焼きで食べましょう。
かぼすをキュッと絞ってね♪

「オレ〜の名前は〜、シェフ太郎〜〜」完

必殺仕分人「シェフ侍」

このコーナーではみなさまの周りの無駄で理不尽な話をお待ちしております。なお、今回の話は半分ぐらいフィクションで、登場する人物、団体名は架空のものです。
このコーナーに関する苦情・質問等は一切受け付けませんのでよろしくお願いします。

<次回予告>
伝説のあの侍が帰ってきた。背中にあの入れ墨、桜吹雪の「?」...こうご期待!

シェフ君、奮闘す!秋のキャンプ編〜プロローグ〜

いや〜みなさん、すっかりご無沙汰してしまいました。
めっきり秋らしくなりましたねぇ。それにしても今年の夏は暑かった。僕がこの暑さで倒れていると思っていたでしょう。残念ながら違います。今年はちょっと心を入れかえて、かなりまじめに働いていました。そう、ランチを結構していてこれはオープン以来(約10年前)の快挙です。

僕がくだらないシェフブログを頻繁に書いている時はあまり仕事をしていない時だと思ってください。7、8月は公私ともにくだらないブログを書く暇もなく馬車馬のごとく汗水たらして働いていました。

しかし残念なことになぜか売り上げは例年どおりでした。ということは、いつものようにランチをあまりせず、ぼけぼけしている方がよいという結論にいたりました。ま、あまり細かいことは気にせずぼちぼちやりましょう。

実は9月の17日〜19日の連休を利用して、家族で四国にキャンプに行ってきました。昨年の大山キャンプにつづき2回目、僕たちを含め3家族、計12人。しかしみなさんもご存知のとおり台風接近で天気予報では3日とも大雨。もともとアウトドア苦手なシェフは落ち込む一方、さらにいつものことだが前日になっても何も準備していない状態。絶対雨なのでカッパやら着替えやらさらに荷物が多くなるしもう最悪。ひそかに誰か中止しようというメールを回してくれないか心の中で念じていました。

しかし、そんなシェフの叫びにも似た願いとは裏腹に雨天決行が下され、多分みんなうちのマダムと同じでO型人間の集まりであまり物事を深く考えない人の集まりのようである。しぶしぶ前日の夜中から台風接近の速報を見ながらキャンプの準備をするのだがぜんぜんテンションが上がらない。何回見ても降水確率は100%だし、せめて80%ぐらいになってくれ!

そして運命の日はやってきた。予想どおり朝から雨。やっぱり最近の天気予報はすごいですねぇ。無理やり車に荷物を詰め込み、この時点でもうびしょぬれ、いざ出発。どうか瀬戸大橋に入るまでにキャンプ中止のTELがかかってくることを祈りながら...(ご存知の通り、シェフは往生際がかなり悪い人間ですので)

そんなシェフの願いも届かず車は瀬戸大橋に突入。後ろで子どもたちは大はしゃぎ。しかし目前の四国は真っ暗、さらに雨はきつくなるし何やらモヤってきて視界は悪くなるし、よっぽど与島パーキングエリアで(他の家族には悪いが)引き返そうと思いました。そして無情にも中原家一行を乗せた車は四国に大雨のなか突入したのである。

こんなシェフの苦悩とは裏腹にマダムと子どもたちは「せっかくだから讃岐うどんでも食べようか」と言ってはしゃいでいる始末。果たしてこの脳天気集団の中原家一行は再び生きて本州の地を踏めるのであろうか...?
〜 本編につづく 〜

シェフトーク

どうも風呂上がりアイス食べ隊でメタボ一直線のシェフさっ子で〜す。みなさんは何の集まりですか〜?

僕たちは「やる気のないシェフ芸人」で〜す。やる気のないシェフ芸人リーダーのMの月やすとです。最近は不景気でメンバーが減る一方で、ほんと寂しい限りです。

今日はやる気のないシェフ芸人倉敷支部を盛り上げていくためメンバーの募集にやってきました。和・洋・中ジャンルは問いませんのでよろしくお願いします。

まず、会員資格その1は...
店が不定休であること。お客さんからいつ行っても閉まっているとか、あの店もうやめたのと噂され始めるともう一気に副支部長クラスに。

その2は、忙しくなると不機嫌になること。普通は繁盛するとうれしいのだが、なぜか忙しいのが大嫌い。Mの月シェフなんかは2組入ると機嫌が悪くなりマダムに当たり散らしているらしい。

その3は、とにかくイベント好き。普通にランチ・ディナーの営業だけしてればいいのに何を血迷ったか、特にランチを休んで訳のわからないイベントばっかりしている。これが全然利益に結びついていない。

その4、ランチを営業しない、もしくはほとんどしていない。Mの月シェフはランチをやめたくてしょうがなく、常にどうしたらランチをやめれるか日々考えている。

その5、とりあえず何の店なのかよくわからない。いろんなことをやりすぎてお客がついていっていない。ホームページ上のブログでは店や料理のことよりもわけのわからないブログを書きまくっている。

...以上、これらに3つでも当てはまればあなたはもう立派なやる気のないシェフ芸人である。今入会すればもれなく優先的にシェフ侍のネタに登場でき、シェフ侍に斬ってもらえます。

そろそろ私も倉敷支部長のイスを誰かに譲ろうと思っていましたが、その人が最近突然やる気を出しがんばってきたのでまだまだ支部長の座をやめるわけにはいかなくなりました。夏には岡山支部と合同でネガティブ温泉ツアーを計画中です。

あと、「つぶれそうな店のシェフ芸人」「やる気満々のマダムのいる店のシェフ芸人」も募集してま〜す。それじゃあ、今日は練乳いちごアイスを食べて寝ま〜す。

時代おくれの男になりたい

どうも、ベストファーザース賞10年連続受賞の江口シェフ介です。これでベストジーンズ賞、抱かれたい男賞、合わせて三冠を達成しました。ちなみに妻はベストたらこ唇賞を同時受賞し、日本めんたいこ協会から CM の依頼が殺到しています。

もうすぐ父の日ですが、早いもので僕も父を亡くしてから一年が経とうとしています。そこで今日亡き父を偲び父との思い出話を一つみなさんに紹介しようと思います。

それはもう20年ぐらい前のことですが、丁度マダムとの結婚もほぼ決まりいよいよ両家の両親が顔合わせするとき、そう、僕がマダムのお父さんに「娘さんをください」と決めゼリフを言う、男になる時のことでした。

当時、兄はまだ独身で両親も兄の結婚は諦めていました。特に父はもしここでマダムを逃したら子孫が絶え、家が滅びると思っていたらしく並々ならぬ決意でその場に望んだらしいのです。

そこで食事も一通り終わり、場も和み、いよいよ決めゼリフを僕が言おうとしたその時、何を血迷ったか突然父がマダムの父上の正面にいき「どうか娘さんを必ず幸せにしますからお嫁にください」と真顔で土下座しているではないか。

おいおい、それはオレのセリフだろーが。
さすがにこの予想外の事態に一堂の者たちは放心状態になり、まさに開いた口が塞がらないとはこのことで、しばらく時間が止まってしまいました。そのあとみんなで大笑いし、めでたく事態は収拾しました。

というわけで、シェフは男になれず終いだったのです。そんな父もその後三人のかわいい孫に恵まれ、息子は息子でスネばっかりかじるし、一向にしゃんとしないし、本当に今思うと親孝行らしいことは何一つしなかった。そもそも親孝行ってなんだろうって毎日自問自答している今日このごろです。

亡き父に捧ぐ鎮魂歌

「時代おくれ」河島フランス語

一日一コのプッチンプリンを食べ
ビールはいつも発泡酒
マイクが来たなら のりのりで
キンキキッズメドレーを歌うだけ
マダムに隠れて 高級食材買いまくり
請求書は忘れた頃にそっと出す
自分の失敗は すっとぼけて
平気で人のせいにする

目立たぬように
はしゃがぬように
できないことは無理をせず
人の心を見つめつづける
時代おくれの男になりたい
※くりかえし

器用だけれど 飽きっぽく
純粋だけど すぐうつになる
下品なオヤジギャグを言いながら
一年365日 しらけてる
友だち 誰もいなくて
マダムのあとを追いまわし
あれこれ仕込みがあるけれど
自分のことを 先にする
好きなマダムを愛しつづける
時代おくれのシェフになりたい

※くりかえし

必殺仕分人第5話〜渡る世間はシェフばかり

とかくこの世は無駄だらけ。むだ、ムダ、無駄の世の中で泣くのは弱い者ばかり。涙を拭いておいでなせぇ。この世にはびこる無駄を一掃する必殺仕分人 シェフ侍 が斬ってしんぜましょう。

さて今回の依頼は...
シェフ侍様、どうか私の話を聞いてくださいまし。私は「Mの月」というレストランでマダムをしているY子といいます。今日はシェフ(私の夫でもあります)のお母様、つまり姑さんのことでご相談します。

この姑さん(以下文ちゃん)はとてもできた人で、文ちゃんが子どもたちをいつも快く預かってくれているので私どもは無事商売ができ、とても感謝しています。

でも唯一困ったことが、仮に木曜日にディナーが入り子どもたちを頼もうとすると文ちゃんの表情は豹変し不機嫌になります。そうです、木曜日の21時から「渡る世間は鬼ばかり」があるからです。文ちゃんはこの「渡る世間」を唯一生きる楽しみにしており、孫たちがいると集中して見れないのです。

さらにディナーが終わって子どもたちを迎えにいくと「渡る世間」のあらすじをコト細かく教えてくれ、いつまでたっても家に帰れません。シェフ侍様、もう限界です。毎週木曜日が怖くて夜も眠れません。あ、それと橋田壽賀子さん、もういい加減「渡る世間」を作らないでください。もう十分でしょう、えなり君もあんなに大きくなったことですし。

...それはそれはお気の毒なお話でございますな。心中お察し申し上げます。夫婦というものがある限り嫁姑問題はつきもの。今回の依頼は未熟者のあっしにはちょっと荷が重すぎます。そこで「嫁姑問題」に精通したとっておきのお二人にお願いしやした。それではご両人よろしく頼みます。

「つぶやきやすと & 苦しんご」
つぶやきやすと ...今流に言うとツイッターやすと。ネガティブな言葉をえんえんと耳元でつぶやき続け、どんな屈強な人間でもこの攻撃を受けるとノイローゼになり再起不能になる。

苦しんご ...表面上は明るいおねぇキャラだが内面はかなりネガティブ。必殺技「うつ注入」を受けると相手は地獄の底にたたき落とされ廃人状態に。
この二人が立ち去ったあとに残るは死の荒野・・・

難しい問題よねぇ、嫁姑問題って。永遠のテーマよ。でも考えようによっちゃあ姑さんの方が早くあの世に行くんだからそれまでの辛抱よ。それからはあなたの天下なんだからしばらく我慢することね。(やすと)

そうね。それより最近思うんだけど姑さんよりやっかいなのは小姑の方じゃないかしら。だってこっちは同じぐらい長生きするし、最悪なのは出戻った小姑よねぇ。何もしないくせに文句ばかり。出戻るのもよくわかるわ。そして嫁に行かない小姑も最悪。つまり最悪のシチュエーションは旦那が長男でお姉さんと妹さんがいて姉が出戻り、妹は寄生虫のようにいつまでも実家にいるパターンね。さらに両親がボケやすいタイプときたらもうお先真っ暗。親が死んだときもめること間違いなし。(しんご)

そうよね。わたしなんか娘三人いるけど今から長男だけはやめとくように口が酸っぱくなるぐらい言っているわよ。じゃあちょっと長くなったけどこの辺で。しんご、いつもの頼むわよ。(やすと)

OKぇ〜、じゃあいくわよ〜
「うつ注入〜〜」
それじゃ、バイQ〜(しんご)

必殺仕分人「シェフ侍」

このコーナーではみなさまの周りの無駄で理不尽な話をお待ちしております。なお、今回の話は半分ぐらいフィクションで、登場する人物、団体名は架空のものです。
このコーナーに関する苦情・質問等は一切受け付けませんのでよろしくお願いします。

<次回予告>
いよいよ新シリーズ突入
伝説のあの侍がやって来る、必見!

雨の来訪者〜セント・ジェームス・レインマン卿に捧ぐ〜

例年より早く梅雨に入り、毎日うっとおしい日々が続きますねぇ。この時期になると僕はいつもある人のことを思い出す。そしてその人がいつ来るのかそわそわし始める。そう、通称「ごぼうのおっちゃん」である。昨年ブログで紹介した連島の新ごぼうのおっちゃん。みなさん覚えてくれていたでしょうか?

そして先日、やはり突然いつもの軽トラに乗って現れました。「しゅうかくづきさん、ごぼうはいらんかね」と。毎回「みのりづき」だと教えるのだが... まっいいか。今回も堀りたての立派な新ごぼうを30本ほどおいて颯爽と去っていった。まだ出始めなので少し高めだそうだ。まぁこういったものは出始めに価値があるのでしかたない。

このおっちゃんもMの月シェフブログの準レギュラーになりつつあるので特別呼び名を考えることにした。よく見るとこのおっちゃん、「ダスティン・ホフマン」にちょっと似ているし雨の時期によく現れるので「レインマン」にすることにした。そして、いつもおいしい立派な新ごぼうを届けてくれることに敬意を払い「セント・ジェームス・レインマン卿」と呼ぶことにした。

早速、この掘りたての新ごぼうを使い、今年初の新ごぼうのヴィシソワーズ(冷たいスープ)を作った。相変わらずいい仕事してるぜレインマン卿は。

6月限定メニューなので、このセント・ジェームス・レインマン卿の新ごぼうのヴィシソワーズを堪能したい方々は今月中に来店すべし。業務報告でした。

それともう一つ、今回新しい試みとしてこの新ごぼうでデザートを作ってみることにした、いま流行りの野菜スイーツ。「新ごぼうのクラフティとシャーベット」クラフティといえばチェリーだが、それのごぼうバージョン。まずどちらも新ごぼうのコンポートを作り、それをクラフティとシャーベットにする。これがなかなかいけるではないか。

某 PジエのK沢嬢が作る野菜スイーツのすばらしいこと。やはり美人でかわいいというのはいいことだ。第一絵になる。マスコミ受けもいい。何をしても許される。もし仮にうちのマダムがPジエをやろうものなら野菜を投げつけられ、日本中のマスコミから袋叩きにあい自然消滅するだろう。

話は変わるが日本で美人税みたいな税金があってもいいと思う。つまり美人というのはある程度遺伝が必要でミス・ユニバース、祇園祭斉王とかけっこう何代も続く。一種の相続税と考えていただきたい。

一つ問題なのは美人という基準をどこにもっていくかだ。人や時代によっても美人の定義は変わってくるし、今は整形という手もある。最終的には机上の空論になりそうだが、僕の娘たちには何の関係もなさそうなのでどうでもいいことだ。まっ次の総理大臣に期待しよう。

新ごぼうのヴィシソワーズ 

新ごぼうのヴィシソワーズ 

言わずと知れた、収穫月定番。これを食べずには6月をいや梅雨を乗り切れないといっても過言ではない。

まぁ、一度ご賞味下さい!!!

シェフはつらいぜ、フーテンの康次郎

わたくし、生まれは倉敷、中島並木町でうぶ湯につかり、姓は中原、名は康人。人呼んで「フーテンの康次郎」と申します。

「ど〜おせ、おいらはヤクザなシェフさ〜。わかっちゃいるんだ〜マダムよ〜。い〜つか立派なイケメンシェフになりたくてぇ〜、奮闘努力の甲斐もなくぅ〜、今日も〜涙のぉ〜、今日〜も涙の陽が沈む〜、陽が沈むぅ〜」

今までMぅの月を愛してくださったおぁにいさん、おぁねぇさん。どうかこれからもフーテンの康次ぃ郎ことMの月シェフぅを見捨てることなく末永くよろしく御奉り申し上げます。

今月もまたやって来ました、6月17日。
いよいよ丸11年。早いもので12年目に突入します。丁度同じ年に生まれた長女も小学校6年生。来年からは中学生です。僕も寄る年波には勝てず最近は老眼で悩んでいます。とうとう老眼鏡デビューする日も間近のようです。

昨年、10周年のイベントを大々的にやったので今年はスルーしようと密かに思っていましたが、やはりマダムには通用しませんでした。11周年スペシャルメニューを考えよという指令が下りました。

僕はいつか生まれ育ったこの地で瀬戸内海の魚介をふんだんに使い、原価に関係なく収穫月「ブイヤベース」をつくろうと密かに思っていた。

そして、その時が来たのである。

瀬戸内の豊富な魚、ワタリガニ、海老、いか、貝類... それにアニス酒、サフラン、フェンネル、そう時期的に鱧もいい。とりわけ食べる時はアイヨリやルイユを好きなだけ混ぜ入れ食べる。最後に残ったスープでリゾットやパスタをつくってもいい。

これはもう、仮に食べ損じることがあるようなら「末代までの恥さらし」になるにちがいない。今日もMの月ではテーブルの端でマダムが眉間にしわを寄せ電卓を弾きながら頭を抱えている。

なぜって?
毎年7月の支払いが大変だからなのです。それじゃあマダム、おいらはまた風の向くまま気の向くまま旅に出るぜ。体に気をつけて達者で暮らせよ〜♪

ブイヤベース

ブイヤベース

地中海の恵み豊かな南フランスでその日の網にかかった魚介を手当たり次第鍋に放り込み煮込んだ料理。

魚介から出た風味に野菜や酒、スパイスなどの風味が加わりその複雑な味わいは口では表現しづらい。

シェフは美脚がお好き?

みなさんにまたまた告白しなければならないことがあります。実は、僕は美脚好きだったのです。あのすらっと伸びた贅肉のない美しい曲線、ちょっと筋肉質で小麦色に焼けた肌。もうたまりません、すいませんがお先にいただきます。

あれ、みなさん何か勘違いしていませんか?僕の言っているのは生ハムのことですよ。2007年の輸入解禁以来、世界中の食通の舌を唸らせている...

「ハモン・セラーノ」

イタリアのパルマ産生ハムやサンダニエール生ハムにも引けを取らない。イタリアの生ハムに比べ細身で筋肉質だが、赤身の部分の旨味と脂のとろけるような食感は他の追随をゆるさない。僕はこのハモン・セラーノに敬意を表し、生ハム業界の「米倉涼子」と呼んでいる。

そして、この生ハムの切りたての味をみなさんに堪能していただくため、マダムの大反対を見事押し切り、この度もも1本買うことに至りました。

今年度パスタコース(食材編)の今回のテーマ「ハム類」。イタリアンの貴公子 川越氏に勝るとも劣らぬ倉敷のイタリアンのペテン師「デューク・シェフ・中原やすとえ助」のカービングする姿が見たい人は今月中に「Mの月」に来店すべし。これでまた一つ男のロマンの夢が叶いました。

あと残るは「ハーレーダビットソン」と「ツリーハウス」になりました。Mの月シェフの飽くなき挑戦はまだまだつづくのである...

何とも嬉しそうです。

何とも嬉しそうです。

本当に高かったです。でも、やはり違いました。味は、無言になるほど美味しかった〜♪

みなさんの協力なしにはこの生ハムは消費されません!!!マダムを助けて下さい!

シェフ限界説

みなさん、とうとう恐れていたことが勃発しました。そろそろ起きるだろうと思っていましたが今年はちょっと早めでした。

日本に四季があり梅雨というものがある限り、避けては通れない道。そう、「シェフ限界説」が発動されました。倉敷の中島界隈で、木々のざわめきや鳥のさえずりまでもが「シェフは限界だ、シェフはもうダメだ」と言っているようです。

みなさん、ご無沙汰してます。
またまたシェフブログがしばらくあいてしまいました。やっと長い鬱状態から脱出できそうな兆しが見えてきました。しかし今回は収穫がありました。あることに気がついたのです。それをこれからみなさんにお話ししましょう。

作家の嵐山光三郎氏が言っていたことですが、「人間の一生というのはだいたい八勝七敗か、七勝八敗である。年をとるにしたがって勝率五割に近づいてくる」と。

今場所の相模のように負け越した力士でも昇進できることもある。つまり全勝優勝とか完全優勝とかしようと思うから大変なのであって、初めから八勝七敗を狙っていけば七敗もできるという心の余裕ができる。サッカーでいうと引き分けで勝ち点1を狙いにいく。アウェーの引き分けは勝ちに等しい、ということだ。

しんどい時は無理にがんばって深みに入らないよう最低限のことをしてしのぎ続け、事態が好転するのを待とう。人間というものは不思議なもので、ずっとしないでいるとなぜかしたくなるものである。

そんなわけで今年の夏は引き分け狙いでいくことにする。合い言葉は「勝ち点1」にしよう!

ミッチョン・インポッシブル <伝説の雨男をさがせ>

おはよう、シェフ君。
さて久々の指令だが、来たる5月29日(日)に「酒工房あおえ」で129周年感謝祭が行われるという情報を入手した。しかし今回どうも大雨が予想されるらしい。たしか昨年も大雨で、どうもこのイベントは毎年雨にたたられているらしい。

匿名のタレコミによると、どうもメンバーの中に雨男か雨女がいるらしい。君もハヤシライス100食分の仕込みで忙しいと思うが一刻も早くこの人物を特定し排除してほしい。

いつものように、このミッションに失敗しミカ姐さんにお仕置きされても当局は一切関知しない。それでは健闘を祈る。この文章は10秒後に消去される...

実は、今週末は仕事でもプライベートでも僕は大変忙しい。まず、28日(土)は小学校の子どもの運動会。しかし早すぎる梅雨入りと台風2号の影響で大雨が予想される。

そして、29日(日)は「酒工房あおえ」さんの129周年感謝祭。もう10年近く毎年参加しているのだが近年よく雨にたたられている。もし土曜日の運動会が日曜日に延期されるとイベントと重なってしまうのだ。これにはさすがのシェフも困った、困った、困ったもんた&ブラザーズだ。そこで今の気持ちを歌にしてみることにした。

「チャゲ&飛鳥」の飛鳥涼の「はじまりはいつも雨」のイメージで「あおえ感謝祭はいつも雨」

あおえ感謝祭ある日は雨が多くて〜
みんなびしょぬれ泣きそうになる〜
うちのマダムはやる気満々でシェフをこきつかうよ〜
シェフは上手にハヤシライスを作れるか〜
燃え尽きるか〜、鬱になる〜
今夜ハヤシライス100食分作るから徹夜になる〜
あおえ感謝祭いつも雨〜
シェフは鬱になる〜

いかがでしたでしょうか?
実は噂の雨男は、なんと僕だったのです。思いきって今回ミカ姐さんに告白しようと思っています。これ以上ミカ姐さんや他のメンバーのみなさんにご迷惑はかけられません。どうか来年からマダムが何と言おうともこのイベントから収穫月を外してください!よろしくお願いします!!

そんな思いを胸に秘め、僕はハヤシライス用のデミグラスソースを大鍋で炊いている。もし仮に収穫月シェフの日頃の行いにより雨がやみ、いや小雨になり、みなさんに来ていただけるようなら僕が泣きながら3日間かけて作った赤ワインたっぷりのコクうまトロとろシェフ特製ハヤシライスを食べていってください。テイクアウトも用意してます。何とこれがワンコイン500円で食べれるなんてこれはもう奇跡です。

さらに「あおえ感謝祭はいつも雨」を見たと言っていただければグリッシーニ1袋プレゼントします。あっ、これはマダムにはナイショにしておいてください。

酒工房あおえ
http://www.sake-aoe.jp/

夜桜おゆか

どうも「さくら」の森山康太朗です。
花見の季節になりましたねぇ。多分、僕ほど桜を愛してやまない料理人は他にはいないと思います。

いつも思っていたのですが、もし自分の死ぬ時期が選べるならこの桜の咲く季節がいいと思っています。それも散り際の桜が一番好きです。

僕の思うにやはり桜の美しさは散り際の「いさぎよさ」だと思います。僕は常々桜のようにいさぎよく生きたいと心がけていますが、なにせ往生際の悪い人間なんで桜のようにいさぎよく生きれません。

実は4年ぐらい前からピアノを習ってまして、その理由の一つにいつかこの季節に桜の曲をさらっとひけたらと... 今までにコブクロ、直太朗、河口恭吾とチャレンジしてきたがいつも桜の咲くのに間に合わず、先生から「中原さん、今年も間に合いませんでしたねぇ」と嫌みを言われ続けてきた。

こんな屈辱に耐え続けた4年間、ついに僕はある結論を出した。やはり僕にはピアノは向いていない。一流の男はサックスだと。それもソプラノサックス。ケニー G ならぬヤスー G になろうと。違いがわかる男はジャズだ。宮本亜門もそう言っている。

このことをマダムに報告すると「とりあえずピアニカで我慢しとき」と。そう、次女の みのりちゃん が今季小学校にあがるので保育園で使ってたピアニカがいらなくなるのだ。それを貸してもらえと。

そこで、みのりちゃん にパパにちょっとピアニカ貸しておいてくれと頼むとやさしい みのりちゃん は快く承諾してくれ、ひと言「ちゃんと使い終わったらマウスをよく洗って返してね♪」と。

最後に、さくらの歌で一番好きなのは坂本冬美の「夜桜お七」だろう。マダムが歌う「夜桜お七」は最高で、あと やしきたかじん の「あんた」とか「やっぱ好きやねん」もいい。でも一番いいのはなんといっても「天城越え」だろう。僕の目を見て「あなたを殺していいですか〜」と歌われた日にゃ、どうすればいいんでしょう?

♪そしてシェフは途方にくれる〜〜〜♪

アイ・アム・ジプシー

情熱の国スペイン。ギラギラ照りつける太陽、闘牛、フラメンコ、サッカー、パエリヤ、ハモン、オリーブ、ヴィノ... 初めまして、スペイン料理研究家のジプシーヤストです。妻はフラメンコダンサー・おかちメンコ ユカコ です。

多分、僕ほどスペインを愛してやまない料理人は他にはいないと思います。65歳になったら妻とともにスペインに移住しようと考えています。 しかし妻はタイの方がいいらしいです。

僕が敬愛しているパパ・ヘミングウェイの「陽はまた昇る」を高校時代読んだとき、どれだけマタドール(闘牛士)になろうと思ったことか。スペイン映画「ひまわり」のラストシーンのすばらしさとかとても語り尽くせません。

前置きが長くなりましたが、いよいよ今季ベーシックコース(料理講習会)がスタートしました。記念すべき1回目は、スペイン料理。

一口にスペイン料理といってもイタリア料理同様、地方によって様々。今回は最も有名なバレンシア地方の「パエリヤ」とスペイン料理で忘れてはならない卵料理「フラメンカ・エッグ」。スペインでは、卵は復活を意味しよく食べられる。

実は数年前までパエリヤがおいしいと思ったことはなかった。スペインに行った人から聞いても、米がかたい、塩っぱい、量が多いとあまりいい感想が出てこない。しかし数年前、マダムの妹の婿さん(彼は東京でスペイン料理をしている通称ヒゲポン)が野外でパエリヤを作ってくれ、その時あまりのおいしさに感動してしまった。

それ以来、僕もパエリヤの虜になってしまった。マダムに頼んでパエリヤ鍋を買ってもらい(年数回しか使わないので普段は邪魔でしょうがないのだが)夏のキャンプ、花見バーベキュー、もちつき大会などお呼びがかかればいろんな所で活躍してきた。しかしあの時のヒゲポンのパエリヤにはどうしても辿り着けない。一番難しいのはいかにお米をベトつかせず、パラパラに仕上げ、おこげを作るかだ。

そして今回、M の月のシェフの料理人人生をかけ、パエリヤ作りに挑んだ。もしこれでだめならパエリヤ作りを封印し鍋を家に持って帰り、今後はお好み焼きパーティに使おうと思った。

そして背水の陣で臨んだ2日間、とうとう M の月シェフはまた極めてしまったのである。ていうか、今までは日本のお米を使っていたのでべたついてしまい、今回はちょっと高いけどヨーロッパの硬質米を使ったのでよかったのだ。早く気づけよ、おい。後は具材をいっぱい入れればおいしくなるのは当然。

M の月の飽くなき挑戦はまだまだ続く...

アイ・アム・ジプシー

3年B組 康八先生 <中学編>

どうも、腐ったみかんの方程式の中原康八です。
卒業式のシーズンですねぇ。今日は、僕の中学の時の思い出の先生のお話をしましょう。

中学3年生のときの担任「佐藤四郎」先生。
もう定年間近の技術課程の教師でした。当時、中学は校内暴力まっさかりの時代でして、僕の通う中学もかなり荒れていました。学年の札付きのワルを集めてできたクラスの担任が佐藤先生だったのです。彼は旋盤の魔術師と呼ばれ、旋盤を使わせたら右に出るものはいないと自ら豪語していた。口癖は「さっとしろ〜」で、まさに名前にぴったり。

やれ目が合ったとか肩がぶつかったとか何かにつけてあちこちでケンカが勃発し、校内だけでなく隣の中学とも抗争が絶えず、とうとうある秋の晴れた日、伝説の事件が起きた。

「三間川の決闘」...この名前を聞けば泣く子も黙るほどの事件で、両校から選抜された十人が三間川というちょうど境界にある川に集まりケンカし合う。まるで映画のような決闘だ。

午後3時いよいよ合戦開始の時、いきなり佐藤先生がボロボロの自転車であらわれ両校の中央に「どうしてもやるんならオレを倒してから行け」と。そして、その言葉通りに倒され決戦が始まった。

この先生、弱いくせにすぐケンカの間に入り仲裁しようとするのだがいつも火に油を注ぎボコボコに倒されるのである。そして間もなく近所の人から通報で警官隊があらわれあえなく収拾したのだった。

ケンカした者、ケンカをあおったギャラリーたち約50人が謹慎丸坊主という前代未聞の事態だった。もちろんその中に僕もいて初めて丸坊主になった。頭がボコボコで絶壁なのでホント坊主姿はカッコ悪かった。

そしていよいよ卒業式の日、いろいろお世話になったので佐藤先生に新しい自転車をみんなでお金を出し合いプレゼントしようということになった。式のあと先生を呼び出し新しい赤いママチャリをプレゼントすると、うれしそうに乗って校庭を何回もぐるぐる回ってくれた。

後で聞いたのだが呼び出された時はボコボコにされると思い覚悟してきたらしい。本当に泣ける話だと思いませんか?

最後に「1年B組 新八先生」と「2年B組 仙八先生」もお忘れなく!

人間讃歌 II

寒い夜、小学校の教室の中、僕はいる。
中は真っ暗でよくわからないが、多分あふれるぐらいの人はいる。それなのになぜか静かだ。時折ドアが開いて誰かが入ってくる。

その時、奥の方からおばあさんが「マサヒコ?」と尋ねる。そのあとまた静寂が続く。それが一晩のうちに何十回か繰り返される...

何年か前までよく見ていた悪夢。
また見てしまった。そして起きた時いつも考える。あのおばあさんは息子さんに会えたのだろうか。無事に家に帰れたのだろうかと。

今朝の朝刊をみて、とうとう今回の震災で亡くなった人の数が阪神大震災を超えたらしい。まだまだ増えそうだ。毎日つらい日々が続くが、今僕たちにできることは元気に働くことしかない。西日本が元気でがんばり、日本経済を支えるしかない。毎日元気で働き、普通の生活をすればいい。どうか馬鹿げた買い占めや過剰反応をやめて、お金を使い経済を活性化しようではないか。

最後に寒さと飢えの中、感謝の気持ちを忘れず自分のことは後回しにし我慢と献身という美しい道徳を守り抜こうとしているあなたたちを僕は誇りに思う。そして僕の敬愛するジョン・レノンの歌「イマジン」を捧げる...

人間讃歌

震災 ...家族、家、町、すべてを一瞬にして失う。

今まで築き上げてきたもの、二度と戻ってこないものを失う苦しみ。他者がどんな言葉をかけたところで慰めのかけらにもならない。

16年前のあの日、僕もすべてを失った。多分、今までそしてこれからの人生の中で最もつらい経験。今まで阪神大震災について多くを語ったことはなかった。それは自分の中で消化しきれてないことがあったから。16年間悩み続けてきたこと。

僕は無神論者だが、もし神というものが存在するとしたら、なぜ神は僕をあの時神戸という地に導き、つらい経験をさせ、そして生かしたのか?自問自答し続けてきた。気のいい善良な隣の魚屋のおじさんが亡くなり、なぜ僕のような人間が生き残ったとか。

そして、それを上回る大震災が東北地方を襲った。
多分あのすさまじい悲惨な光景を目の当たりにした時、誰もが何か自分にできることがあればと思ったに違いない。まして阪神大震災を生き延びた僕らのような人々は特にだ。

今回のような規模の大震災になると個人レベルではもう手の出しようがない。悔しいが今はその道のプロフェッショナルたちに任せるしかない。僕の経験上、義援金をより多く集め復興に役立ててもらうのが一番いいと思う。

どうか様々なところで義援金活動を見かけたら、わずかでも協力してもらいたい。ちょっとずつの積み重ねが大きな力になる。今は残念だが見守り、祈ることしかできないが、時が経てば必ず東北地方の街まちに笑顔の花がもどってくると信じている。

なぜなら僕は知っているからだ。
苦難の中でこそ人間は助け合い、やさしくなれ、強くなれる。それこそが人間のすばらしさなのだと...

もし高校野球の女子マネージャーがシェフッカーの「シェフブログ」を読んだら

ベストセラー「もしシェフ」のピーター・Y・シェフッカーです。今日は「自由」について講義しよう。

大きく分けると自由は、「Liberty(リバティ)」と「Freedom(フリーダム)」の2つに分かれる。

リバティは、本来もともとある自由。日本人の大半はこれに当たる。話が変わるが、ラブホテルで「リバティ」という名まえが多いのは気のせいだろうか?ちなみにラブホテルが多い県で岡山県はベスト3に入るらしい。岡山の人は外食にはあまりお金は使わないが、ラブホテルにはよく行くらしい。まあ、そんなことはどうでもいいことだが...

次に「フリーダム」。映画「ブレイブ・ハート」でメル・ギブソンが処刑される時「フリーダム」と叫ぶシーンがある。つまり「フリーダム」とは勝ち得た自由ということだ。今の日本では普通に生活していて自由ではないと感じることは少ないだろう。

実は、私は数年前まで店において軟禁状態にあった。倉敷のアウンサン・スーチーと呼ばれていた。その頃仕事が行き詰まり、嫌でいやでよく店から逃亡するのでマダムから軟禁されていた。一緒に出勤すると財布・車の鍵といったものを没収され監視状態におかれる。たまにプッチンプリンの差し入れがあるぐらい。

それでもマダムの目を盗んで着の身着のまま逃亡するのだが、だいたいイオンの中の喜久屋書店で見つかり連れ戻される。別に行くとこもないし友人もいないしお金もないし走って逃げるので遠くへも行けない。本屋で立ち読みするぐらいしかないのだ。

マダムは私の居場所を見つける名人なのだ。真剣に私の知らないうちに体内に GPS が埋め込まれているのではないかと思っていたことがある。

諸君!
生きていく上で大事なことを今日は3つ言っておこう。

一つは、今生きていること
ただ生きている。それだけでいい。多くを望まないことだ。

二つ目は、平和であること
平和な世の中だから、自由があるのだ。

そして最後に、健康であること
「健康なくして、かなう夢なし」だ。

必殺仕分人 第4話

とかくこの世は無駄だらけ。むだ、ムダ、無駄の世の中で泣くのは弱い者ばかり。涙を拭いておいでなせぇ。この世にはびこる無駄を一掃する必殺仕分人 シェフ侍 が斬ってしんぜましょう。

さて今回の依頼は...
シェフ侍さま、今日は僕の、いえ日本国民 95%の納得のいかない、やりきれない怒りを聞いてください。

それは今、世の中を騒がせている「かに蔵」さんのことです。あんなにキレイな奥さんをもらっておきながら相変わらずの酒癖の悪さ。奥さんがかわいそうです。どうかこの懲りない酒癖の悪い色男をズタズタにたたき斬ってやってください。お願いします。

...それはそれは同じ男としてごもっともなお話でございますな。それでは日本国民 95%の男性の怒りをあっしが肩代わりしてしんぜましょう。

おっと、大事なことを忘れてやした。実は今日は町内の子供会のボウリング大会でした。ボウリングは何十年かぶりでちょっと緊張しやすががんばってきやす。そんなわけで今回は芸能界に詳しいあのお方にお願いするとしましょう... ユカコ・デラックス〜!!

「ユカコ・デラックス」
ここでユカコ・デラックスについて説明しておこう。詳細は不明だが、とにかくすべてがデラックス。得意の辛口トークと核心を突いた批評で今、芸能界一引っぱりダコ、老若男女幅広いファンを持ついわゆる芸能界のご意見番!

初めまして、私がユカコ・デラックスよ。なに、かに蔵?しょうがないわよ。だってボンだし、甘やかされて育っているから。今までも何回もあったわよ。今までは周りが後始末してくれたけど今回は奥さんが慌てて警察に通報したのが悪かったわねぇ。でも普通の人ならしょうがないわよ。とにかく歌舞伎界の将来を背負っているという自覚がないのよ。子どもね、本当に。

そうそう、奥さんおめでたなんだって、これを機に芸事に精進するのね。だって普通にやってれば将来、人間国宝間違いなしよ。でも個人的にはタイプよ。とにかく奥さんを大事にしなさいよ。そうじゃないと愛想つかされて暴露本書かれて破滅よ。

もし暴露本出すんだったらタイトルは私が考えてあげるわよ。いいのがあるのよ。「テキーラと灰皿」ってどう?文学的でベストセラー間違いなしよ。いろいろきついこと言って悪かったわ。じゃあ、がんばってね。応援してるわよ♪

必殺仕分人「シェフ侍」

このコーナーではみなさまの周りの無駄で理不尽な話をお待ちしております。なお、今回の話は半分ぐらいフィクションで、登場する人物、団体名は架空のものです。
このコーナーに関する苦情・質問等は一切受け付けませんのでよろしくお願いします。

<次回予告>
いよいよ究極のネガティブキャラ登場!
果たして斬られる相手は、ひょっとしてあなたかも?お楽しみに!

「Road to 吉備路」プロローグ

この物語は、収穫月シェフ・中原康人が 2011.2.27 行われた吉備路ハーフマラソンに出場し、見事完走しその栄光と苦悩を綴った全記録である...

早速、この感動を体験した有識者の方々から賞賛の声が届けられ、今日はその一部を紹介しよう!

まず、倉敷在住 一級建築士 A氏...
さすがシェフ、有言実行の男。惚れ直しました。一生ついていきます!

同じく倉敷在住 デザイナー O氏...
やるやると思ってましたが、やはりシェフは何か持っています。走る姿はまさに哲学者みたいで「走る哲学者」と呼ばせてください。

プログラマー M氏...
感動しました。次はぜひ僕も一緒に走らせてください。よろしくご指導願いします。

英語塾講師 Cさん...
シェフ、かっこ良すぎます。ステキ〜!最高〜♪

とまぁ、こんな感じで大反響の今日このごろです。それでは本編感動の三部作をお楽しみください。
(つづく)

自己讃歌 2011

早いもので収穫月のホームページができてからそろそろ1年がやってくる。いろいろ謎が多い店なので今回は改めて自己紹介しようと思う。

リストランテ収穫月(みのりづき)
オーナーシェフ 中原康人 46才 牡牛座 A型

古今東西ありとあらゆる料理に精通し、イケメンでイクメン、家事を率先してこなし、子煩悩。自他ともに認める愛妻家で、その妻は収穫月のマダム兼パティシエでもある。性格はいたって温厚。周囲からは「仏のやっさん」と呼ばれている。

今年でちょうど料理人生25年目で、収穫月も11年目に突入。ますます円熟した技術と知識、ウィットに富んだ知的なギャグにはファンが多く、特におばさまたちから「シェフ様」と崇め奉られている。

吉本新喜劇と寅さんをこよなく愛し、義理堅く人情もろい。ただ一つの欠点は、暑さに弱いことだ。特に日本のような蒸し暑い夏は最悪で、頻繁に「仕事したくない症候群」が発病する。家から一歩も出れなくなり、いわゆる「ひきこもりシェフ」になる。それでも愛する家族を路頭に迷わすわけにもいかず、老体にムチ打ち日々がんばるのである。

そうだ、世の中に数多いるひきこもり諸君!
君たちはひきこもりのエリートなのだ。僕のようにひきこもりたくてもひきこもれない、いやひきこもる場所もない、つまり自分の部屋がない、ひきこもるためにはそれなりの必要十分条件がいるのだ。ひきこもりたくてもひきこもれない人々がたくさんいることを自覚し堂々とひきこもって欲しい。

それでは、そんな仕事意欲がわかない日はどうするか?
僕は毎年正月に自分のテーマ曲を決める。それが「自己讃歌」だ。よくアスリートたちが試合前にテンションを上げるために聞く歌のこと。2011 シェフの自己讃歌は浜田省吾の「MONEY」に決定した。

今まで隠していたけど実は、僕は隠れ「浜省」ファンなのだ。高校の時、友人から浜省を聞く奴は女々しい男が多いと言われ、それ以来僕は隠れ浜省ファンになり下がった。

しかし、もう人生も半分以上終わり失うものも何もなくなった今、堂々と浜省ファンを宣言する。今までつらい思いをさせてごめんよ、浜省...

「MONEY」の歌詞の中で「いつか奴らの足元に BIG MONEY たたきつけてやる」というフレーズがあり、そこを「いつかマダムの足元に BIG MONEY たたきつけてやる」と替えて歌っている。だからみなさんは奴らのところを上司とか奥さんに変えればいい。

あと、曲の中で主人公の欲望「純白のメルセデス、プール付のマンション、最高の女とベッドでドン・ペリニヨン」というのがある。この欲望を実現させるのにどれくらいのお金が必要か計算してみた。

最高の女はマダムで我慢するとして、純白のメルセデスは多分2千万ぐらい、プール付のマンションは約3億円、ドン・ペリニヨンはピンキリだが10万円としよう。すると合計3億2010万円ということになる。最後に、高校の時の同級生に浜田省子という女の子がいた。彼女が浜省と呼ばれていたのは言うまでもない。

鯛が鱒食う

ちょっと前、伊達直人現象が流行していた。
タイガーマスク・伊達直人を名乗り、ランドセルやお金を寄付するといった日本人の美徳にあう美しいお話だ。全国的に広がり日本もまだ捨てたもんじゃないとひそかに思っていた。

そこで僕も伊達直人ならぬ伊達康人になろうと思い、マダムに「何も聞かんと十万円くれ」というと「そんなお金がどこにあるん!?だいたい みのり(次女)のランドセルも買ってないわ!」と。

そうだった、実は次女の みのりちゃん は4月から1年生になるのだった。実の娘のランドセルを忘れていた。そこで急遽買いにいくことに。ラッキーなことにその日は20日だったのでイオンカードがあれば5%引き。これは今日を逃してなるものかと...

最近はいろんな色のランドセルがあるものだ。値段もピンキリで1万円ぐらいから7万円ぐらいまでと結構幅がある。1万円ぐらいのを選ばないかと思いながら見ているとさすが僕の娘、3万5千円のと4万2千円のを選んできた。物を見る目は確かなようだ。

そこで何とか3万5千円の方を買うように必死に説得し、その甲斐あってめでたく安い方を選んでくれ、ひと安心。まぁこれで6年間使うと思えば安い買い物かなぁと。

ちなみに僕は4年生ぐらいでランドセルは壊れてしまった。やはり男の子は使い方が荒い。そんなわけでタイガーマスク・伊達康人になれなかったシェフの話でした。

「ゆけ、ゆけ、タイガー!タイ(鯛)が マス(鱒)くう(食う)〜〜〜」

I'll be Back

2011年7月24日、我々はその日を審判の日と呼ぶ。

アナログ放送終了日。
地デジ化反対抵抗軍リーダー、シェフ・コナーは断固としてアナログブラウン管テレビを使い続けた。シェフ・コナーの抵抗運動を阻止すべくデジサポネットはシェフ・コナーの少年時代にターミネーチャン(美人暗殺者)を送り込み抵抗軍の絶滅を計画していた...

どうもみなさん、ご無沙汰しています。
気付けば梅も散りはじめ、いよいよ桜の季節になってきました。一年早いですねぇ。

約2ヶ月間シェフブログの更新がなかったのは、別に僕の調子が悪かったとか、お店が忙しかったとかそんなわけではないです。ちょっと個人的にいろいろありまして、母がこけて足を折り入院したとか、子どもたちが全員インフルエンザにかかったとか、葬式・法事が立て続けにあったとか、まぁ50歳前後になるといろいろ雑用がございましてなかなか仕事に集中できないのです。みなさんも24時間自分のために時間が使える30歳代にしっかり仕事してください。

もう一つ、実はマダムのパソコン通称「マッキー」が壊れてしまいまして、ずっと修理に出していたのも理由のひとつ。ある日、突然パソコンが立ち上がらなくなり「うん」とも「すん」とも言わなくなりました。

僕は以前から機械というものをあまり信用していなく、とくにデジタルというやつは本当に困ったもんです。アナログならちょっと調子が悪かったら、ぶったたいてやると直り、しばらくだましだまし使えるのだがデジタルは0か100かで全く人情味がない。

話が変わるけど、世のなか地デジ化が進んでいるがこれもどうも気に入らない。そもそもいつそういう話が決まったかも知らないし、僕にことわりもなくそんな大事なことを決めるとはゆるせない。本来は国民投票すべき問題だと思う。

仮に百歩譲って地デジ化が必要ならもっと地デジチューナーを付けるようにもっていってもらいたい。何かすべて新しい薄型テレビを買わすような雰囲気で誰かの陰謀めいたものを感じる。何十年か前にレコードが CD にかわるときも僕は反対だった。

ちなみに僕の家のテレビはまだアナログのブラウン管テレビでもう5年ぐらい調子が悪く、スイッチを入れて10分ぐらいしないと画面がうつらない。音声はそれからまた10分ぐらい遅れて出てくる。機嫌が悪いときはまったくつかない。

まぁほとんどテレビは見ないからいいのだが... それでも僕は来たるべくアナログ放送終了日までこのテレビ通称「ダブリン」を使い続け、そしてその後は地デジチューナーをつけ見続けようと思っている。そのものがもって生まれた寿命をまっとうしてやるのが使っている者の使命なのである。