雨の来訪者〜セント・ジェームス・レインマン卿に捧ぐ〜
例年より早く梅雨に入り、毎日うっとおしい日々が続きますねぇ。この時期になると僕はいつもある人のことを思い出す。そしてその人がいつ来るのかそわそわし始める。そう、通称「ごぼうのおっちゃん」である。昨年ブログで紹介した連島の新ごぼうのおっちゃん。みなさん覚えてくれていたでしょうか?
そして先日、やはり突然いつもの軽トラに乗って現れました。「しゅうかくづきさん、ごぼうはいらんかね」と。毎回「みのりづき」だと教えるのだが... まっいいか。今回も堀りたての立派な新ごぼうを30本ほどおいて颯爽と去っていった。まだ出始めなので少し高めだそうだ。まぁこういったものは出始めに価値があるのでしかたない。
このおっちゃんもMの月シェフブログの準レギュラーになりつつあるので特別呼び名を考えることにした。よく見るとこのおっちゃん、「ダスティン・ホフマン」にちょっと似ているし雨の時期によく現れるので「レインマン」にすることにした。そして、いつもおいしい立派な新ごぼうを届けてくれることに敬意を払い「セント・ジェームス・レインマン卿」と呼ぶことにした。
早速、この掘りたての新ごぼうを使い、今年初の新ごぼうのヴィシソワーズ(冷たいスープ)を作った。相変わらずいい仕事してるぜレインマン卿は。
6月限定メニューなので、このセント・ジェームス・レインマン卿の新ごぼうのヴィシソワーズを堪能したい方々は今月中に来店すべし。業務報告でした。
それともう一つ、今回新しい試みとしてこの新ごぼうでデザートを作ってみることにした、いま流行りの野菜スイーツ。「新ごぼうのクラフティとシャーベット」クラフティといえばチェリーだが、それのごぼうバージョン。まずどちらも新ごぼうのコンポートを作り、それをクラフティとシャーベットにする。これがなかなかいけるではないか。
某 PジエのK沢嬢が作る野菜スイーツのすばらしいこと。やはり美人でかわいいというのはいいことだ。第一絵になる。マスコミ受けもいい。何をしても許される。もし仮にうちのマダムがPジエをやろうものなら野菜を投げつけられ、日本中のマスコミから袋叩きにあい自然消滅するだろう。
話は変わるが日本で美人税みたいな税金があってもいいと思う。つまり美人というのはある程度遺伝が必要でミス・ユニバース、祇園祭斉王とかけっこう何代も続く。一種の相続税と考えていただきたい。
一つ問題なのは美人という基準をどこにもっていくかだ。人や時代によっても美人の定義は変わってくるし、今は整形という手もある。最終的には机上の空論になりそうだが、僕の娘たちには何の関係もなさそうなのでどうでもいいことだ。まっ次の総理大臣に期待しよう。
新ごぼうのヴィシソワーズ
言わずと知れた、収穫月定番。これを食べずには6月をいや梅雨を乗り切れないといっても過言ではない。
まぁ、一度ご賞味下さい!!!