ミッチョン・インポッシブル〜ROAD TO HIRUZEN
おはよう、シェフ君。
今回の指令だが、巷の噂ではMの月のシェフが性懲りもなく10月16日に行われる蒜山マラソンに出場するらしい。吉備路マラソンを完走してちょっと調子に乗っていると思われる。しかし、暑さのせいにして全然練習していないという報告も受けている。そこで果たしてMの月シェフが来たる蒜山マラソンにおいて、見事恥をさらすことなく完走できるか調査してほしい。
君も秋刀魚のパスタ作りに忙しいと思うがよろしく頼む。いつものように君がこのミッションに失敗してマダムから風呂上がりのもなかアイス(粒あん入り)禁止令が出ても当局は一切関知しない。それでは成功を祈る。この文章は10秒後に消去される...
自称「走る哲学者」無森シェフ子です。
蒜山... そう、西の軽井沢、ジャージー牛、蒜山大根、ひるぜん焼きそば... 蒜山がオレを待ってるぜ!
今回は僕に加えて娘たち(長女と次女、小6と小1)もエントリー。無断で申し込みました。ちなみに小学生は3km。長女は大丈夫と思いますが、問題なのは次女。何しろネガティブさは僕を上回るほどでして、この間もちょっと練習したのですが500mぐらいでついてこれず泣き出す始末。しかも蒜山はアップダウンがあるのでこの対策も考えねばなりません。
しかし冷静になって考えるとなぜ僕がお金を払ってまで走らなければならないのでしょうか?まぁ、日常デスクワークしている人やあんまり体を動かさないでいい仕事の人は健康のためとかダイエットのためとか走ればいいと思うのですが、僕のように日々飲まず食わずで身を片栗粉にして働き一日18時間立ちっぱなし動きっぱなしで汗水たらして寝る間も惜しんで馬車馬のように働いている人がめったにない休みの日に何十キロも走るというのはどんなもんなんでしょうか?きっと体によくないと思います。
そんな寿命を削ってまで走る理由がどこにあるのか?そう、そこにゴールがあるからです。そこで今回僕は考えました。僕のように過酷な労働をしている人々が楽しめるマラソン大会を...
名付けて「パン作りトライアスロン」
まずスタートと同時に食パン10kg手ごねで生地を作る。これは結構重労働ですよ。ここで半分ぐらい脱落します。生地ができたら10km走り、10km地点で(多分丁度発酵している時間になるはず)分割、成型します。
そしてホイロ(発酵器)に入れ、さらに15km走ります。そしたら丁度焼ける時間になるので25km地点でオーブンに入れ、さらに10km走る。35km地点で焼き上がり1斤その場で食べる。(何も飲まずにひたすらパンのみ食べる)完食したら残り約8kmを走りゴール。
もちろんパンの出来栄えも採点され走った時間と平均する。そして残った食パン(多分40斤ぐらいある)をすべて売りまくり完売できたら帰ってもいい。完売できなければ自分で買わなければならない。
どうですか、楽しそうでしょ。考えるだけでワクワクしてきます。いろいろバージョンが考えれそうですねぇ。それでは、蒜山で会いましょう!