シェフ限界説
みなさん、とうとう恐れていたことが勃発しました。そろそろ起きるだろうと思っていましたが今年はちょっと早めでした。
日本に四季があり梅雨というものがある限り、避けては通れない道。そう、「シェフ限界説」が発動されました。倉敷の中島界隈で、木々のざわめきや鳥のさえずりまでもが「シェフは限界だ、シェフはもうダメだ」と言っているようです。
みなさん、ご無沙汰してます。
またまたシェフブログがしばらくあいてしまいました。やっと長い鬱状態から脱出できそうな兆しが見えてきました。しかし今回は収穫がありました。あることに気がついたのです。それをこれからみなさんにお話ししましょう。
作家の嵐山光三郎氏が言っていたことですが、「人間の一生というのはだいたい八勝七敗か、七勝八敗である。年をとるにしたがって勝率五割に近づいてくる」と。
今場所の相模のように負け越した力士でも昇進できることもある。つまり全勝優勝とか完全優勝とかしようと思うから大変なのであって、初めから八勝七敗を狙っていけば七敗もできるという心の余裕ができる。サッカーでいうと引き分けで勝ち点1を狙いにいく。アウェーの引き分けは勝ちに等しい、ということだ。
しんどい時は無理にがんばって深みに入らないよう最低限のことをしてしのぎ続け、事態が好転するのを待とう。人間というものは不思議なもので、ずっとしないでいるとなぜかしたくなるものである。
そんなわけで今年の夏は引き分け狙いでいくことにする。合い言葉は「勝ち点1」にしよう!