Yukako
Nakahara
________Pâtissier

1に豚、2に鶏、3と4がなくて、5に牛なり

なんといっても豚好きには、この脂身がグリルされる音と香りがたまらないのである。

鳥取産もち豚の力強さは、この脂身の甘さから醸し出されるジューシーな肉質が。

群馬県産クイーンポークの上品さは、脂身の香り(優しい花の香りがする、私には!)とソフトな肉質のハーモニーからうまれる。

岡山県産美星黒豚!
脂の甘さは、半端でない。柑橘系のソースに合うインパクトのある肉の旨味には脱帽である。私の中ではダントツである。

で、ハンガリー産マンガリッツァ豚は如何に??
酒工房あおえさんとのコラボのワイン会で、私のたっての希望の豚料理を頂きました!

予想は、スペイン産イベリコ豚のように赤身系のガツンとした肉の旨味があり、濃い脂の旨味とのコンビネーションがたまらないのでは???

予想は、裏切られた。
思っていたよりも、とても上品で!
シェフは、これでもか!というくらいに厚切りのグリルにしてくれてしっかりと脂身をつけたまま香ばしくグリル。

なんか、力強さだけを求めてきた豚好きマダムは少々反省。シェフの腕も褒めたいところだが、ハンガリーの門外不出!マンガリッツァ豚の解禁を解いたその方々に大いに感謝したい!!!

マンガリッツァ豚は如何に?

マンガリッツァ豚は如何に?

噛めば噛む程、旨味がでるのだが、甘い脂身をそっと包み込むようなやさしい味わい。

ハーブのタイムと共にグリルした豚は、貴婦人のような香りをまとい余韻の残る酸味が効いたソースで絶妙なマリアージュ!!!