サンマは塩焼きぜよ
はじめまして、坂本シェフ馬です。
ここでみなさんに問題です。
「八代、水沢、アンジェラ」これで連想するものは?
答えは「アキ」、そう「秋」です。
まだ残暑厳しいですが、秋といえばやはり僕は「秋刀魚」しかないと思う。少し値段は高いがそろそろ食べたくなる頃です。
しかし、重要なことを忘れていました。家の魚焼きグリルが去年サンマを焼きすぎて壊れてしまったのです。いっそのこと七輪を買って柿渋うちわで仰ぎながらサンマを焼き、焼ける間ビールを飲む。焼き上がったらすだちをキュッと絞り、新米とともにいただく。秋はこれに限る。
収穫月の秋の定番メニューに「サンマのパスタ」がある。塩焼きしたサンマが一本丸まるスパゲッティにのっているのではない。「サンマのコンフィ」といって簡単にいえば、まずサンマのオイルサーディンのようなものを作り、その身をほぐしてパスタと合える。
一回コンフィにすることによって適度の塩味と旨味がつき、いい出しがでるのだ。そして合わせる野菜はキャベツ。キャベツの甘味がサンマの塩味とよくマッチする。(マッチといっても近藤真彦ではない)
「サンマとキャベツのバヴェッテ いかすみの細打ちめん」である。
とにかくサンマよ、本当にありがとう。
君たちが大衆魚でいてくれる限り、ごはんやパスタがおいしいし、ビールがうまい。
P.S. 最後にもう一つ問題です。
サザエさんのオープニングの歌で「お魚くわえたドラ猫・・・」のお魚は何でしょう?
おわり