Yasuto
Nakahara
________Chef

7つの鬱を持つ男

つくづく思うのですが、日本は豊かな国です。あちこちに豊かが溢れています。豊かが多過ぎます。例えば、尾崎豊、竹野内豊、松重豊... と数えればキリがないです。

最近、また新しい秋の味覚を発見しました。私の大好物の梨なのですが、それは「おもて梨」という梨なのです。噂では日本種とフランス種のハーフらしいのですが、かなり見た目はきれいで透き通った(クリスタル風)感じ、よくテレビなどで見かけます、どうやら滝川農園で作られてるらしいです。

あ、栗も見つけまして「タキ栗」という栗でこちらも美味です。多分みなさんは、私の病気が発症したと思うでしょうが、これもすべてアレのせいなのです。

そのアレというのは、そう、今月20日にある「蒜山マラソン」です。早いもので、走り出して3年目になります。みなさんもご存知の通り、年2回、蒜山と吉備路マラソンを走ってまして、その2週間前ぐらいから「マラソンうつ」が発症するのです。

ちなみに津軽には7つの雪が降るらしいのですが、Mの月シェフには7つの鬱がありまして、

(1)キャンプ鬱 (2)ランチ鬱 (3)梅雨鬱 
(4)X'mas鬱 (5)バレンタイン鬱 (6)イベント鬱

そして、最後が今回の「マラソン鬱」なのです。業界では「7つの鬱を持つ男」と呼ばれて恐れられています。

今回、猛暑のせいで、ビールとアイスを食べまくったせいで贅肉がつきまくり、とても走れる体ではなくなりました。さらに暑いことを言い訳に練習をサボってばかり、そう、すべて猛暑のせいなのです。

こんなことでは、あの地獄の蒜山の坂道をのぼりきることは到底不可能。もし、無理をして膝でも痛めようものなら営業に差しつかえ、愛する家族が路頭に迷うことに...

3年を区切りに、あとは子供達に任せ、潔く引退しようかと。それでは、北斗の拳のラオウの言葉を引用させていただき終わりたいと思います。

「我がマラソン人生に一点も悔いはなし!」