しゅうかくづき?
「しゅうかくづき」さんですか?という電話がたまにある。「収穫月」と書いて「みのりづき」と読む。よくお客様から名前の由来を聞かれるが、特にこれといったものはない。
私達はいろんな物を作り、収穫して食べる。でもどんなに手間ひまかけても収穫できないこともある。たしかに収穫は楽しいし形として表れる。しかし収穫までの気の遠くなるような時間と作業は作った人でないとわからない。そしてその収穫物を消費し(食べ)てくれる人がいなければ意味がない。一番いいのはみんなが楽しんでくれるということ、おいしいということ、幸せであるということ。
10年という歳月を経て「収穫月」はやっと種をまく時期にきたと思う。この10年間は種をまくための「土づくり」の期間だった。そして「収穫」はまだまだ先、ひょっとしたら収穫できずに終わるかもしれない。
「何かを成し遂げるには人生は短すぎる」だ。