マダムよ永遠に
先日、マダムのお菓子教室ビギナーズ1回目があったのだが、テーマは「ロールケーキ」しかも春ということで「いちごロール」。
それを見てあることを思いついたので今日はそのことについてお話しよう。もしこのロールケーキが一日100本売れたらどうなる?例えば一本1500円(安いとは思うが)として売上15万円、どうあがいてもMの月レストラン部門で一日15万円の売上は望めない。
噂によれば某「K山ロール」は一日1600本売れるそうだからロールケーキだけでも240万円ということになる。これはすごい。ロールケーキだけ作ればいいので、オーブンとミキサー、冷蔵庫、巻く作業台があればほぼ設備はOK。あとはひたすらマダムがスポンジを焼きまくり、シェフが巻き続ける。
ま、うちの場合、毎日100本売れなくてもいいので3日に一回100本売るペースでいい。3日のうち一回は徹夜して作り続ける。残り2日は休憩。ここで大事なことは人は雇わず2人で作り続けるというのがポイント。
岡山県には季節ごと美味しいフルーツがあるので年中季節のフルーツを使ったロールケーキを作ればいい。あとはネーミングだろう。何かグッとくるようなネーミングとキャッチフレーズが必要だろう。
「マダムロール」とか「イケメンロール」ではありきたりなのでここは食べ手の興味と想像力をかきたてるようなものがいい。例えば「貧乏子だくさんロール」とか「馬車馬ロール」とか?こんな名前を聞くとどれくらい貧乏なのか、何人こどもがいるのか、亭主は好きものできっと絶倫なんだろうとかわくわくしてくる。
やはり日本の少子化問題に鋭く切り込んだ「貧乏子だくさんロール、安産お守り付き」1本2000円でどうでしょうか。Mの月シェフの明るい老後の生活にはマダムの活躍なしには語れない。
実は密かにある計画が長年にわたり進行中なのです。それは名付けて「マダムマロン原はるみ計画」。そこで今日はせっかくなのでマロン原様にあって、うちのマダムにないものを考えてみた。
やはり上品さとセレブ感では太刀打ちできない。しかし、うちのマダムには老若男女あらゆる世代と会話ができ、すぐ知り合いになれるフレンドリー感がある。
そして根性、タフさ、いかなる環境、逆境にも耐え続けられる強靭な体力と精神力がある。もし相撲をとれば圧勝できるだろう、決まり手はがぶり寄りかうっちゃりあたりだろう。そしてもう一つ、マダムの背後には伝説のイケメンシェフが控えているこをお忘れなく・・・
マダムが散らかした後始末、家事全般に日々奔走し、マダムの手となり足となり、雨の日には傘となり、雪の日には雪だるまとなり、嵐の日には嵐の櫻井翔になり、馬車馬のように働く覚悟であります。