マダムは太いのがお好き♪
実はうちのマダムは太いのが好きらしい、しかも極太が。国産よりも外国ものがいいらしい。
春を告げる野菜は?と聞かれれば日本にはけっこうある。私的には菜の花が一番だが、えんどう、タケノコ、山菜などやはり春にはほろ苦い野菜がよく合う。
では、ヨーロッパでは?これはダントツでアスパラガスなのである。イタリアの家庭では皮をむがずに茹でっぱなしで食卓に出されオリーブオイル、レモン汁、塩をつけて皮をしごきながら食べるのが普通のようだ。
日本ではけっこう高級野菜のイメージがあるが、そのなかではホワイトアスパラスは別格のものなのです。あのずっしりとして肉厚のある太さ、それだけでもメイン料理としてなんの遜色もない存在感、2月半ばからハウスものが出荷されはじめ、いよいよ3月後半ぐらいから露地ものが出回ってくる。
日本では佐賀、高知、香川、長野、北海道などが有名だが、私のなかではフランスのロワール産ホワイトアスパラガスは別格なのである。コクのあるほろ苦さとほんのり感じられる甘さはここならではの味わい。やはり土壌の違いか、味も太さも他の追随を許さない。
今回は、この極太のロワール産ホワイトアスパラガスをカルボナーラにして提供しようと思っている。私も年とともに重いクリーム系のソースはあまり食べたくないが、世に数多いるカルボナーラ大好き人間の方々のため、我が身を犠牲にし、老体にムチ打ってがんばろうと思う。
こちらも入荷できる期間がかなり短いため期間限定になると思いますので、どうぞお見逃しなく・・・
ホワイトアスパラは、やはり卵と合わせるのが一番。サッと茹でたものをオランデーズソースでいただくのが定番だが、フリット(フライ)にしてもよし、グリルにしてもよし、なるべくシンプルに調理するのがいいだろう。