手作り反対派宣言
「机上の空論」理論上は可能であるが実際やってみるとできないこと。実は最近、まさにこの机上の空論を身近で体験しましたのでご報告します。
Mの月マダムは何年も前からトリュフのようなチョコレートをカットする時に使う「ギターカット」というものを自作で作ろうと考えております。
いよいよ今年、それを完成させました!
実はこれ、いいものだと20〜30万円ぐらいする高価なものでして網目状に細い銅線のようなものが張ってあり、それを押すと一気にチョコレートが綺麗にカットされる優れもの。
ホームセンターや100圴で材料を揃え、予算は百分の一ぐらいの3000円でおさまりました。もしこれがうまいこといくと凄い事なのですが、やはり30万円のものはそれなりの価値がありまして3000円の手作りはそれ相応ということでした。
残念ながら改良の余地ありということで今まで同様、地道に包丁でカットすることになりました。
しかし、ここでヘコタレないのがMの月マダムの凄いとこでして、すでに来年に向けて改良2号を構想中だとか...
つくづく思うのですが、マダムのような人間がいてこそ人類の進歩があったのではないでしょうか。ここで忘れてならないのが、偉大な業績をあげた人の裏には必ずそれを影で支えるMの月シェフのような人間がいるということ。
さらにもうひとつ付け加えると、Mの月シェフは手作りには反対派でして、プロやその道の職人が作った素晴らしいものを買って使いたいのが本心です。